6年ぶり、妹とやっと面会ができました!

遅い夏休みをいただき、実家の秋田に帰省しています。
ご存知の方もおられると思いますが、私の妹は重度の障害を持っています。

妹は小さな頃は小児療育園でほとんど過ごしていました。
(私もそこで一緒に入院中の妹や他の入院中の子どもたちやその兄弟児と過ごすことが当たり前の日常でした。今でも様々な年齢の子どもたちの病気や障害、多様性、特性を自然に受け入れることが出来るのはその影響が強いと思います。)

その後、私の妹は養護学校で小、中、高校を過ごしました。

段々と肢体不自由が重くなって行き、
両親が高齢になって来たこともあり、
今は病院でお世話になっています。

元々免疫力の弱い方たちが多く入所している施設であることから、
コロナ禍は面会出来ないことが何年も続き、
今も陽性者が出たら面会は出来ません。

昨年は実家が大雨で浸水してしまったため帰省できず、今年実に6年ぶりに妹と会うことが出来ました。

施設での話は両親から沢山聞いていましたが、
今回やっと訪ねることが出来て、今は発話の出来ない妹に優しく沢山声かけをしながらお世話や診療、処置をして下さる病院の職員さんたちの接し方に家族としてとても安心しましたし、感謝の気持ちでいっぱいでした。

妹が久しぶりに会った私の声に反応してくれて沢山笑顔を見せてくれたことも嬉しかったです。

施設内にいた保育士さん!
担当医の方や看護師さんなど代わる代わるご挨拶に来てくださったのですが、その中に保育士さんがいました。

保育士さんが施設におられることにビックリして、どんなお仕事をしているのか、いろいろと伺いました。
(人様の仕事内容が気になって仕方ないとこほは職業病です、もはや…)

そこの病院には加配保育士と言うポジションがあることを初めてしりました!
というか、「加配保育士」という名前も仕事の存在も私はこれまで知りませんでした!

みなさんはご存知でしたか? 

加配保育士とは???
調べてみると…

障害のある子どもを受け入れている施設などで、集団生活を支援するために配置された保育士です。

加配保育士の仕事内容は、次のようなものがあります。

①障害のある子どもの能力や発達段階に応じて、月ごとや週ごとのねらいや目標を考え、遊びや活動などのカリキュラムを作成する。

②障がい児の専属担当として、「何ができて、何が苦手なのか」を知り、しっかりと気持ちを聞いて、興奮を鎮めて落ち着かせてあげたり、友だちとのコミュニケーションを円滑にしてあげたりする。

③子どもへの支援だけでなく、保護者の子育てに関する相談を受けたり、悩みに対してアドバイスをしたりする。担任の先生や他の加配保育士とも連携を取りながら、保育園全体で子どもと保護者のサポートを行う。

と書かれていました。

担当の保育士さんによると、母から妹のことに関して配慮して欲しいこと、好きなことなどを聞いて、日々の活動やシーズン毎の様々なアクティビティなどに無理なく負担なく楽しく参加出来るように病院のいろんな部署と連携しているとのこと。

私は常日頃、乳幼児期の親子様と接することが多いですが、保育士さんのお仕事の領域にはそういう分野もあるのだと本当に新しい発見でした!!

それぞれの立場や役職で患者さんの生活を支えている皆様には頭が下がりますし、子育ても障害も医療も本当に多くの皆様の助けと支えがあってこそだと感じた日でした。
改めて保育士と言うお仕事に敬意を表すると共に、沢山の制限がある中でも一生懸命生きている妹に久しぶりに会って、私はもっと出来ることがあるのでは?もっがんばらないと!とも思いました。

そして、病院から帰ってきたらコロナ陽性者が出たためまた明日から面会出来ないとの電話が。
滞在中にもう一度会いに行きたかったですが、残念です…。

また妹に会う日まで、私は私が出来ることを精一杯がんはろう!と心に誓った今日でした。

PAGE TOP
上部へスクロール