子どもの数は減っているのに、大きく成長している産業とは??
先日のニュースでついに
2024年の日本の出生率は60万人台になってしまうかも…なんて数字が発表になりましたね。
こちらが毎年の日本の出生率の推移です。
恐ろしいくらいに下り坂です。
日本人は絶滅危惧種だという方もいます。
日本の子どもたちの数はどんどん減っているのに、
そんな中、この20年年間で大きく成長している産業のひとつが何かご存じですか?
そのひとつに入っているのはなんと…
『学習塾』産業です!!!
売上規模も通っている人数も、費やされている時間もお金も上昇しているそうです。
その結果、自由なあそび、外遊びが激減しています。
幼少期の親子のあそびを通じた学びと、
ゆとりの大切さを日頃から声を大にして言っている私としては、とても心配な事でもあります。
先日、弊社のクライアント様でもある小児科医の先生とお話をした際、
先生もはやり「子どもにとってはあそびが学びのすべて」とおっしゃっていました。
あそびを通じて子どもは社会性をはぐくみ、五感を使って多くのことを吸収します。
でも、実際には泥んこになってあそぶ体験よりもひとつでも多くの英単語を覚えたり、
計算がより速く正確になることを望む親御さんが増えている…
そんな現実を知り、その子たちが大きくなった時のことがとても心配でなりません。
幼少期にあそびを通じて沢山の体験をさせてあげること、
実はそのことが感性を豊かにし、親子関係も育て、
心身共に豊かになり、偏差値などでは測れないその子だけのもつチカラを
育てることにもつながるのですが。
それとは逆に早期教育や受験の過熱がすすむのは子どもではなくて
親たちが不安定な今の社会において、学歴を通じて少しでも安定した道を子どもに…
という焦りの表れなのかもしれませんね。
こんなニュースを見て、いろいろと考えさせられました。
子どもは減っているとはいえ、まだまだ毎年60万人はこの国でも生まれています。
私は私にできる形で子どもたち主体的な自由なあそび、時間を提供し続けたい。
親子にとって良い居場所を提供したい、そんな風に思いました。
「何もしない時間が、何かを産み出す力を蓄える時間となる」
今の日本にはきっと、
大人も子どもも、もっとボーっとできる時間が必要ですね。